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胸が痛い・胸痛【内科医・循環器専門医が解説】

胸が痛い、というと狭心症といった病気の名前を思い浮かべる方がいるかもしれません。狭心症の他にも胸が痛くなる病気は色々とあります。

代表的な胸の痛くなる原因には、狭心症、心筋梗塞の他に、下記のようなものがあります。

肺塞栓

以前は、エコノミークラス症候群と呼ばれたこともあります。足の静脈に血栓ができ、その血栓が肺にとんで詰まる病気です。胸痛、呼吸困難などが出現します。命に関わることのある病気です。確定診断は造影CTなどを使って行います。その他、心エコーによる血行動態の確認や、Dダイマーと呼ばれる採血が肺塞栓の否定目的に行われることがあります。

気胸

多くは、若い痩せ型の人がなることが多いとされています。息を吸った時に胸が痛くなるのが特徴です。レントゲンで診断します。小さな気胸では治療の必要がないこともあります。

気胸について、詳しくはこちら

逆流性食道炎

胃酸が逆流すると、胸焼けのような症状になると直感的には思われますが、胸焼けのような症状がなくても胸痛の原因になります。他に、咳の原因となることもあります。

心筋炎

心臓(心筋)にウイルス感染などが起こり、発症します。心電図や心エコーなどの検査を行います。

心筋炎について、詳しくはこちら

心膜炎

心臓をつつむ膜(心膜)の炎症です。深呼吸などで痛みが増悪します。

膿胸

肺炎などに合併することがあります。レントゲンを確認します。

 

狭心症、心筋梗塞の概念、虚血性心疾患についてはこちら

狭心症、慢性冠動脈疾患についてはこちら

心筋梗塞、急性冠症候群についてはこちら

 

この記事の執筆者

豊田かなでクリニック
院長:加藤友大

医学博士、日本内科学会 認定内科医、日本循環器学会 循環器専門医

2025年11月、「正しい情報に基づいた患者中心の医療」を実践するために、豊田かなでクリニックを開院。「おいでん病気ペディア」では、しっかりとした医学的な根拠に基づき、不必要に不安を煽らない情報の発信を行っています。

Web問診・オンライン予約・オンライン診療などのデジタルトランスフォーメーション(Dx)を取り入れ、「スムーズな体験で健康管理をもっと手軽に」するクリニックを目指しています。

今後は、AIトランスフォーメーション(AIX)を積極的に取り入れ、温かな医療で地域の皆様の健康を守る「未来の医療のカタチ」を創っていきたいと考えています。

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最終更新日:2025/3/15

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