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花粉症の目薬

✔花粉症で目がかゆい方は、点眼薬と点鼻薬の使用をおすすめしています。

抗ヒスタミン薬の点眼薬

花粉症で目がかゆい時(アレルギー性結膜炎)に、第一選択となります。

抗ヒスタミン薬の点眼薬には1日4回タイプのものと、1日2回タイプのものがあります。

コンタクトレンズを使用中には避けたほうがよい目薬があるため、注意が必要です。

コンタクトレンズと目薬

ソフトコンタクトレンズは、目薬に含まれているベンザルコニウム塩化物という防腐剤を吸着してしまいます。そのため、コンタクトレンズを使用している際には、ベンザルコニウム塩化物が含まれていない目薬を使う必要があります。

1日2回タイプの目薬

1日2回タイプのものには、アレジオンLX点眼液があります。コンタクトレンズ使用中も使えますが、やや値段が高いですが、ジェネリックもあります。

花粉症の目薬(抗ヒスタミン薬)は、1日にさす回数とコンタクトの有無、そして値段を加味して選ぶ必要があります。

ステロイド点眼薬

花粉症の目薬は、まずは抗ヒスタミン薬の入った目薬が第一選択ですが、それでも症状が抑えられないときは、ステロイド点眼薬を使用します。ステロイド点眼薬は強い効果を発揮しますが、長期に使用することで眼圧の上昇や白内障のリスクが上昇するリスクがあり、適切に仕様することが大切です。また、多くの場合、コンタクトレンズとの併用も避けることが望ましいと考えられます。

点鼻薬

点鼻薬は、鼻汁などのある方に使いますが、ステロイド点鼻薬を使用することで、目の症状が抑えられることが知られています。

ステロイド点鼻薬は副作用がほとんどなく、また、眠気もないため、特に鼻水に悩まされている方にはおすすめです。

 

免責事項
  • この記事は、より多くの方に病気に関しての知識を深めてていただく目的で執筆しています。病状ごとに、その方に提供される最適な医療は異なるため、治療方針に関しては必ず主治医にご確認ください。
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この記事の執筆者

豊田かなでクリニック
院長:加藤友大

医学博士、日本内科学会 認定内科医、日本循環器学会 循環器専門医

2025年11月、「正しい情報に基づいた患者中心の医療」を実践するために、豊田かなでクリニックを開院。「おいでん病気ペディア」では、しっかりとした医学的な根拠に基づき、不必要に不安を煽らない情報の発信を行っています。

Web問診・オンライン予約・オンライン診療などのデジタルトランスフォーメーション(Dx)を取り入れ、「スムーズな体験で健康管理をもっと手軽に」するクリニックを目指しています。

今後は、AIトランスフォーメーション(AIX)を積極的に取り入れ、温かな医療で地域の皆様の健康を守る「未来の医療のカタチ」を創っていきたいと考えています。

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最終更新日:2025/3/15

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