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アデノウイルス

アデノウイルスとは

アデノウイルスは様々な型があり、感染する場所によって、咳や喉の痛みなどの上気道炎・咽頭炎の症状が出現したり、眼に感染して結膜炎の症状になったり、胃腸炎の症状になったりします。50種類以上と多くの型があるため、何回も感染することがあります。高熱が3〜7日間と長期間続くことが多いのも特徴です。

 

潜伏期間

5〜7日

 

症状

呼吸器の感染症

発熱、咳や痰、鼻汁といった上気道炎の症状になります。また、高熱が3〜7日間と長期間続くことが多いです。

 

咽頭結膜熱(プール熱)

夏にプールを介して流行していたので、プール熱ともよばれます。1年を通して感染する可能性があります。咽頭炎と結膜炎、どちらの症状が先に出るかは決まっていません。発熱や結膜炎が消失してから2日が経過するまでは、登園・登校をしてはいけません。

 

流行性角結膜炎

目が充血し、多くの目やにがでます。感染力がとても強いため、感染のおそれがなくなるまでは、登園・登校をしてはいけません。

 

胃腸炎

嘔吐や下痢をひきおこします。一般的な胃腸炎と同じ対応になります。

 

検査

迅速抗原検査により診断することができます。

 

治療法

RSウイルスに対する特別な治療はありませんので、対症療法をおこなうこととなります。

症状を和らげるお薬や、鼻水に関しては、吸引がおすすめです。

 

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この記事の執筆者

豊田かなでクリニック
院長:加藤友大

医学博士、日本内科学会 認定内科医、日本循環器学会 循環器専門医

2025年11月、「正しい情報に基づいた患者中心の医療」を実践するために、豊田かなでクリニックを開院。「おいでん病気ペディア」では、しっかりとした医学的な根拠に基づき、不必要に不安を煽らない情報の発信を行っています。

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最終更新日:2025/3/4

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